亜人間を生きる──白井 愛 たたかいの軌跡

彦坂 諦著

2019年3月発行　A5判　410ページ　本体3000円

　

彦坂 諦（ひこさか　たい）
1933年生まれ。著書に、シリーズ「ある無能兵士の軌跡」（全九巻・柘植書房新社）、『男性神話』（径書房）、『餓死の研究』（立風書房）、『女と男　のびやかに歩きだすために』（梨の木舎）、『無能だって？　それがどうした?!』（同）『九条の根っこ』（れんが書房新社）、『文学をとおして戦争と人間を考える』（同）など多数。

第一章　亜人間の誕生

第二章　浦野衣子との訣別

第三章　キキが荒野に喚ばわるまで

第四章　キチガイの誕生

第五章　珍獣の船出

第六章　断食芸人の誕生──『鶴』第一部

第七章　断食芸人の誕生・承前──『鶴』第二部

第八章　まつろわぬ一族、その暗い輝き──『狼の死』

第九章　この道しかなかったんや──『タジキスタン』

第十章　人体実験

対談１　白井愛×彦坂諦　「バッシング」

対談２　白井愛×彦坂諦　「たたかい」